からっぽのサリー / 春が止まらない
夜明けの土の上を ぽつぽつと足音が
回り道は辛くない ずっとそうして来たから
歪んだ口元で 強ばって笑うのは
熱の夜に涙流して 待ちわびていたから
いつも五線譜の上の 宝探しに夢中で
白い肩震えるのを 強くごまかして
あの朝焼けに 何を感じていたのか
そう最後は いつも探していた あのランドスケープ
いつも誰の手にも 触れさせずにいたのは
硬く錆びた鉄の弦を 張り詰めていたから
遠く海原の先に どんな青が広がるのか
波打ち際の笑い声に 頑に背を向けて
この寒空に 一人探しに行くのか
悲しいから ずっと触れていた あのマチエール
どこで間違えた
後悔は無いのかい その足取りに
その胸の上 息遣い 白く冷たい両の腕
遠く忘れさせてくれたのはいつも あのランドスケープ
ずっと探していた あのランドスケープ
あのランドスケープ 空の果てが青く落ち込む地平
灯台守よ夜を照らして サリーのいる居る地へ
拳で拭いた涙も忘れた からっぽのサリー
ランドスケープ あのランドスケープ あぁ!

空っぽのサリー (Empty Sally)
Lyric: Masafumi Nakanishi
Music: Suno AI

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